Liberty バージョンのリリースノート¶
8.1.0¶
新機能¶
[bug 1490804] 監査 ID がトークン取消リストに含まれるようになりました。
セキュリティー上の問題¶
[bug 1490804] [CVE-2015-7546] PKI または PKIz トークンプロバイダーが使用されているときに、攻撃者がトークンの取り消しを回避できるバグが修正されました。この脆弱性に対する完全な修復には、keystonemiddleware プロジェクトの対応する修正が必要です。
8.0.1¶
新機能¶
** 実験的 ** - ドメイン固有の設定オプションは、新しいREST APIを使用して、設定ファイルの代わりに SQL で保存することができます。
** 実験的 ** - Keystoneは X.509 SSL クライアント証明書でトークンレス認証をサポートするようになりました。
認証プロバイダー WebSSO 毎の設定がサポートされました。
ユーザーとプロジェクトのドメインをそれぞれマッピングするために、
openstack_user_domain
とopenstack_project_domain
属性が SAML アサーションに追加されました。
資格情報リストの呼び出しは、資格情報の種別でフィルターされた結果を返すようになりました。
安定したドライバーインターフェースを定義することにより、カスタムドライバのサポートが改善されました。
Fernet トークン、フェデレーション、データベースやロールの割り当てによるドメイン固有の設定など、幾つかの機能が強化されました。
keystone.conf
の特定の変数には、ユーザーの設定が有効かどうかを判断するオプションがあります。
アップグレード時の注意¶
Juno で非推奨となった EC2 トークンミドルウェアは、もはや Keystone では使用できません。keystonemiddleware パッケージに移動しました。
Juno で非推奨となった
compute_port
設定オプションは、もはや使用できません。
XML ミドルウェアのスタブは削除されているので、
keystone-paste.ini
設定ファイルから参照を削除する必要があります。
stats_monitoring と stats_reporting の貼り付けフィルタは削除されているので、
keystone-paste.ini
設定ファイルから参照を削除する必要があります。
ExternalDefault 、 ExternalDomain 、 LegacyDefaultDomain 、および LegacyDomain は Icehouse で非推奨となり、使用できません。
keystone.conf
ファイルは、ドライバーのエントリーポイント名を参照するようになりました。 たとえば、ドライバは完全なモジュールパスではなく、 "sql"、 "ldap"、 "uuid"と指定されています。 他の例については、サンプルの設定ファイルを参照してください。
ファイルの代わりに
keystone-manage
コマンドのエントリーポイントを公開しました。
keystone-manage db_sync
によるスキーマのダウングレードは、もはやサポートされません。アップグレードのみがサポートされます。
以前のリリースで「拡張機能」だった機能(OAuth 委任、統合認証サポート、エンドポイントポリシーなど)は、デフォルトで有効になりました。
新しい
secure_proxy_ssl_header
設定オプションは、プロキシの背後で Keystone を実行するときに利用できます。
幾つかの設定オプションが非推奨、名称変更、あるいは
keystone.conf
ファイルの新しいセクション移動になりました。
ドメイン名情報は、
domain_name
属性を持つポリシールールで使用できるようになりました。
その他の注意点¶
イベントレットでの Keystone 実行は廃止され、 Mitaka リリースで削除されます。
プロジェクトやドメインなどのリソースバックエンドとしての LDAP の使用は非推奨となり、 Mitaka リリースで削除される予定です。
エントリーポイントを使用するため、ドライバークラスへのフルパスの使用は非推奨となりました。 Mitaka リリースでは、エントリーポイントを使用する必要があります。
keystone.conf
ファイルの [resource] と [role] セクションでは、ドライバーを指定せずに割り当てドライバーの使用することは推奨されていません。 Mitaka リリースでは、リソースとロールのドライバーはデフォルトで SQL ドライバーになります。
keystone-paste.ini
では、paste.filter_factory
の使用は廃止され、 "use" ディレクティブでエントリーポイントを指定します。
既定のドメインが設定される、ドメインを指定しないユーザー、グループまたはプロジェクトの作成は非推奨となり、 N リリースで削除されまする。
割り当て管理で廃止された特定のメソッドが削除され、[リソース]と[ロール]管理の同じメソッドが使用されました。